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koyanの明石

Mac、TV、映画、カメラ、イタチ、猫等についてボチボチ語ります。書いているのはおっさんです。

「黒の怨」を観る

黒の怨 コレクターズ・エディション [DVD]
 WOWOW録画。一応ホラー映画ってことで押さえておいたんですが、題名だけだと内容が想像できないですよね。観はじめて驚いたのが実に旬な話題だったってこと。そうです、ちょっと前にnekoさんとこで歯の妖精 Tooth Fairy のハナシがあったばかり。まさかこの映画がその関係だったとは...
 出だしはこんな感じ。「150年前、子供たちが抜けた乳歯をもっていくと、コインに替えてくれるやさしいオバサンがいたそうな。彼女は歯の妖精 Tooth Fairyと呼ばれていた。ところがある日、彼女の家が火事になり、なんと彼女は顔に火傷を負ってしまった。それから彼女は家に引きこもり、夜中になると磁器の白いお面を付けて徘徊するようになったとな。そんなとき、子供2人が行方不明になる事件が。怪しげな彼女に疑いがかけられ、哀れ彼女は処刑されてしまった。実際には彼女はこの事件になんら関係なく、子供たちも無事親元に戻ったとか。死に際に彼女は言ったそうな。「この恨み、はらさでおくべきかぁ〜」って」。
 かなりいい加減だけど、そんな感じ。一応こちらが公式サイト
 ハナシは現代に戻って、とある男の子の家にこのTooth Fairyが現れる。もちろん恐いオバサンバージョンね。きっかけなんだけど、男の子の最後の乳歯が抜けたのを、言い伝えどおりに枕の下に置いて寝たから。そんだけ。もうね、小さいお子さんには絶対見せちゃいけない映画ですよ、これ。
 男の子は運良く難を逃れるけど、Tooth Fairyを見ちゃった母親が殺されちゃう。このかわいそうな男の子がなぜか犯人扱い。そのまま精神病院へ入れられてしまい、大人になるまで出してもらえなかった。
 そして大人の彼。今だに暗闇を異様なほど恐れている。その彼が故郷の町に舞い戻る。原題の「DARKNESS FALLS」ってのは町の名前らしい。すごい名前の町だね。なぜ彼が戻ったか。それは幼なじみの女性の幼い弟がどうやら彼と同じ境遇にあると知ったから。このへんでTooth Fairyの特性がわかりはじめる。
 一度でもTooth Fairyと目が合ったものは、その場を無事にやり過ごせても、暗闇の中に身を置くと再び襲われてしまうのだ。しかし光が自分の身体に当たっていれば、Tooth Fairyはそれを恐れて近づけない。だから彼は懐中電灯をしこたまカバンに詰めてやってきた。お仕事は夜でも明るいラスベガスのカジノだそうだ。
 で、かわいそうな弟さん。やはり暗闇を恐れる。どんな検査をしても原因不明。そりゃそうだよね、Tooth Fairyのせいだもの。彼はその男の子に会い、それを確信する。しかし、まわりはだれも彼(&男の子)の言うことなんか信じてくれない。
 というのが序盤までのハナシ。このTooth Fairyってのが実に恐ろしげなCGでできてるんですよ。黒装束に白いお面。風にたなびく着物の裾って感じで。いかにも西洋の幽霊って風体。しかも暗闇がヤバい。この二つが揃っちゃうと、もう小さい子どもたちは太刀打ちできないでしょ。
 だから見せちゃ行けません。トラウマになるかも。しかも本来はかわいいハズのTooth Fairyの言い伝えが台無し。大人だけで観てください。大人ならそれなりに楽しめますよ。というか、もし自分が主人公の立場だったらって考えると、恐いモノがありますよね。誰も信じてくれない。身近な男の子が同じ境遇で死の危機にある。でも説明できない。これを人々に理解させるには...